当科が主導で行った、HIJ-PROPER試験の結果が、European Heart Journalに掲載されました。
本試験は、脂質異常のある急性冠症候群患者さんを対象とした前向き介入の多施設共同研究で、2010年から2016年3月まで行っておりました。
急性冠症候群患者において、厳格な積極的脂質低下療法は、中央観察期間3.9年の総死亡を含むMACEには影響しないことが示されました。しかしながら、コレステロールの吸収マーカーであるシトステロールが高い群(コレステロールの再吸収が亢進している群)においては、コレステロールの再吸収を抑制するエゼチミブにより予後が改善する可能性が示唆されました。
世界で行われている脂質低下療法に対して、新たな見解と可能性を見出した非常に意義のある結果と、評価して頂きました。
今回の試験結果をさらに吟味していくことで、さらに循環器診療に反映できる結果が捻出されるものと考えております。
引き続き、循環器領域の新たなエビデンス創出に向けて、弛まぬ努力を重ねていく所存です。
HIJ-PROPER試験の結果がEuropean Heart Journalに掲載されました。
2017年4月24日
医療関係者向け
研修